マタニティピラティスとは?|メリットとおすすめのやり方を紹介!
マタニティピラティスをご存じでしょうか?
通常のピラティスとは異なり、マタニティ向けにアレンジされたピラティスです。
妊娠中は体も心も不安定な時期。
マタニティピラティスを行うことで、メンタルケアや体の状態を健康的に保つことができます。
しかし、いくらマタニティ向けとはいえ、注意は必要です。
適当に行ってしまうと、体の状態が悪い方向に傾いてしまう可能性があります。
今回はマタニティピラティスについて気になっているあなたのために、正しいマタニティピラティスを解説!
しっかりと知識を身に着けて、心身共に健康を目指しましょう。
マタニティピラティスとは
マタニティピラティスは、マタニティ向けにアレンジされたピラティスです。
ピラティスは本来リハビリ療法が元になったエクササイズですが、症状に合わせてアレンジできる特徴があります。
マタニティピラティスは、妊娠中あまり運動のできない方でも無理なく行えるうえに、自宅で気軽に行えるメリットも。
胸式呼吸によるゆっくりとしたエクササイズは、インナーマッスルを鍛えることで、骨や筋肉を正しい位置に戻すことができます。
マタニティピラティスのメリット6選
マタニティピラティスで得られるメリットはたくさん!
体重増加を抑えたりストレス解消したりと嬉しい効果があります。
主なメリットを6つ解説するので、一緒に見ていきましょう。
体の負担を軽くできる
妊娠中は相当な体力が必要です。
お腹が重いと感じている方は、マタニティピラティスがおすすめ。
なぜならマタニティピラティスを行うことで、インナーマッスルが強化されるからです。
インナーマッスルが強化されると、重くなった体を支えられるようになります。
背骨を支える筋肉がつけば、その分動きやすくなり、体への負担も軽減されるでしょう。
妊娠中の体重増加を抑えることができる
妊娠中の体重増加にも効果的なのが、マタニティピラティスです。
マタニティピラティスは、呼吸法とゆっくりとした動作で、インナーマッスルの強化に効果があります。
例えば、インナーマッスルが強化されると、基礎代謝がアップし、激しい運動をしなくても摂取したカロリーを消費できるようになるのです。
実際妊娠中は女性ホルモンの影響で食欲が増進するため、体重増加のリスクがあります。
ピラティスなら妊娠中でも行えるうえに、体重増加を抑えることが可能です。
ストレス解消できる
妊娠中は体と精神にかかる負担も相当なもの。
ストレスは母体だけでなく、お腹にいる赤ちゃんにもトラブルが起こる原因になります。
何かと不安定な時期になるため、メンタルケアも大切です。
マタニティピラティスでは、胸式呼吸に使い、そのおかげで適度なリラックス・リフレッシュ効果を得られます。
運動不足が改善される
普段運動やスポーツをしていた人は、運動不足が気になることでしょう。
そんな時もマタニティピラティスが効果的です。
なぜなら、ゆっくりとした動作で行うため、体に負担をかけることがないためです。
実際、本来のピラティス自体リハビリ療法なので、激しく動けない人や体力に自信のない人を対象にしています。
そこからさらにマタニティ向けにアレンジされたのが、マタニティピラティス。
負担をかけることなく、健康的な体を維持できます。
姿勢が良くなる
マタニティピラティスを行えば、姿勢も良くなります。
理由としては、ピラティス自体に姿勢改善効果があるためです。
ピラティスでは動きの中に、正しい姿勢へと導く動作が含まれています。
そのため、続けることで自然と姿勢が良くなって行くのです。
また、インナーマッスルが強化されるのも、姿勢が良くなることに繋がっています。
お腹周りのインナーマッスルが強化されることで、骨盤や骨格を正しい位置へと治すことができるほか、姿勢をキープするための筋肉が発達します。
相乗的な効果によって、ピラティスは姿勢改善に効果があるのです。
出産時に対応できる筋肉がつく
安産に繋がる体づくりを助けるのも、マタニティピラティスの効果です。
なぜならば、マタニティピラティスを行うことで、出産に必要なインナーマッスルを鍛えられるほか、柔軟性も養えるためです。
例えば、股関節や骨盤の柔軟性は、安産のための出産準備に必要なことですし、骨盤底筋が鍛えられていると、出産後の回復が通常より早くなるとされています。
つまり、出産前後の体づくりにもマタニティピラティスは効果的です。
マタニティピラティスを始める適切な時期とは
マタニティピラティスは通常のピラティスとは異なります。
というのも、マタニティピラティスの場合、行うのは妊娠期間中であり、そのためマタニティ向けといえども注意が必要です。
安定位に入ってからが望ましいでしょう。
必ず専門の医師から許可の下で開始しましょう。
また、安定期に入っても妊娠中の体は絶えず変化していくため、体の状態にあったピラティスを行うようにしましょう。
マタニティピラティスのやり方3つ
マタニティピラティスは、レッスンスタジオで専門の講師に教わるのが一番です。
しかし、中々難しいことも多いでしょう。
そんな人のために、簡単に行えるマタニティピラティスを3つご紹介します!
肩こり解消
妊娠中は重心の変化や胸の重さが相まって、いつもより肩が凝りやすくなります。
妊娠中の肩こりには肩甲骨を意識したピラティスを行ってみましょう。
やり方
- 壁に後頭部、肩甲骨、ろっ骨の下、お尻をくっつける
- そのままの姿勢で前ならえし、肩と同じ高さへ手を上げる
- 肩と同じ高さから、さらに上へ腕を上げる
- 指先で半円を描くように、肩甲骨を動かしながら腕を下ろす
一連の動作を呼吸を止めないようにしながら4~5回くり返しましょう。
股関節をやわらげる
イスに座って行う股関節のエクササイズです。股関節をやわらげる効果があります。
やり方
- イスに腰掛けて足を肩幅にひらき、右足をゆっくり外側へ傾ける
- 次に左足を外側へ傾け、ゆっくりと元に戻す
- 右足を持ち上げて膝をぐるぐると5~6回まわす
- 右足が終わったら左足も行う
片方のお尻だけではなく、左右のお尻に均等に重心を預け、おへそを上げるようなイメージで行いましょう。
ペルビックチルト
ペルビックチルトは、座りながら行うエクササイズで、腰痛が起こりやすい妊娠期に最適です。
やり方
- お腹が潰れないように脚を広めにして、膝を立てて座る
- 鼻から息を吸い、口から吐いて骨盤を後ろに倒していく
- 吸いながら最初のポジションに戻る
- 体調を考慮して、5回を目安に行いましょう。背中が反らないようするのがポイントです。