ピラティスはダイエット効果!?|初心者必見のエクササイズも紹介
ピラティスではダイエットできないと思っていませんか?
ヨガのようなイメージがあるため、ダイエットとなると少し違うと感じる人もいるでしょう。
しかし、ピラティスはインナーマッスルを効率的に鍛えられるため、ダイエット効果も期待できます。
中には効果がないという噂から、手を出せていない人もいるかもしれません。
効果がないと感じる理由は、やり方に問題があったり継続出来ていなかったりというパターンがほとんどです。
今回はダイエットにピラティスを取り入れたいという人や、きついダイエットはしたくないと思っているあなたのために、
ピラティスがダイエットに効果的な理由をご紹介していきます!
初心者にもできる簡単なピラティスも紹介しているので、一緒にやってみましょう。
ピラティスとヨガの違いとは
ピラティスとヨガは、動きやウェアなどが似ていることから違いが分かりづらいです
まず、ピラティスとヨガでは生まれが異なります。
ヨガは元々インド発祥のもので、簡単に言ってしまえば修行法でした。
一方、ピラティスはリハビリとして提案されたのが始まりです。
両者は目的も異なります。
修行法だったヨガは、心身の安定が目的です。
つまり精神面を大切にしています。
ピラティスはというとリハビリ療法と呼ばれるように、身体に負担をかけず、体幹を鍛えてしなやかな肉体を作ることが目的です。
そして、分かりやすい違いとして呼吸法もあげられます。
ヨガの呼吸法は腹式呼吸。全身の気をコントロールしていくイメージで行います。
ピラティスの呼吸法は胸式呼吸。
呼吸からもインナーマッスルを鍛えることを目的としており、重要なポイントです。
見た目では分かりづらいものの、ピラティスとヨガには大きな違いがいくつかあります。
ピラティスのダイエット効果3選
ピラティスはあまり激しく動くイメージはありませんが、しっかりダイエット効果を得られます。
リハビリ療法が元になっているため、体力に自信の無い人でも始めやすく、続けやすいのが特徴です。
①インナーマッスルを鍛えることで痩せやすい体になる。
ピラティスはインナーマッスルの強化に効果的です。
インナーマッスルを鍛えると基礎代謝が上がり、痩せやすい身体になります。
基礎代謝は生きているだけで消費するカロリーのことです。
筋肉量が増えることで基礎代謝があがります。
②冷え性やむくみがなくなり代謝が上がる
ピラティスでは冷え性やむくみを改善し、代謝アップにも効果があります。
正確にいうと、ピラティスを行うことで身体の歪みを解消できるからです。
身体の歪みは血管を圧迫し、血液の流れを悪くする原因になります。
血液の流れが悪いと、冷え性やむくみに繋がっていきます。
ピラティスは美しい姿勢を目指しているため、自然と身体の歪みがなくなり、冷え性やむくみにも効果が期待できるのです。
③食事制限がしやすくなる
ピラティスは通常のダイエットとは異なり、ストレスによる食べ過ぎを防ぎます。
ストレスとはいわば、私生活の乱れや神経が体を上手にコントロールできなくなることによって生じるものです。
無理なダイエットを行うと、体内の環境を整える神経が乱れて暴飲暴食の原因になります。
その点ピラティスには昼間や活動しているときに活発になる神経を、優位にする働きがあります。
そして、それらの神経をバランスよく切り替えることができるため、心身ともに健康的になります。
そのため、ストレスによる食べ過ぎも防げ、食事を抑えることも容易になるのです。
ピラティスの効果が出るまでの目安
個人差もありますが、ピラティスの効果が出るまで2~3か月
基本週一回のトレーニングを3か月最低でも続けると、意識の変化を感じる人が多いです。
回数を重ねるたびに、インナーマッスルが鍛えられ、太りにくく痩せやすい身体になります。
筋肉量が増えることで体力もつき、疲れにくくもなります。
とは言えピラティスは継続していくことが一番重要です。
始めのうちは焦らず無理もせず、週1回程度の頻度で行っていきましょう。
効果を実感するまでに時間がかかりますが、継続することで誰でも理想に近づけるでしょう。
ピラティスで痩せない人の特徴
ピラティスは痩せないと言われることがあります。
しかし、原因はやり方や意識にあり、ピラティス痩せることはできます。
ピラティスで痩せない人には以下の理由が考えられます。
正しいフォームや呼吸法ができていない
ピラティスは呼吸やフォームを重要視しています。
正しい方法で行わなければ、効果は半減してしまうでしょう。
例えばエクササイズ中、無意識に呼吸を止めてしまう人がいますが、ピラティスにとって呼吸はエクササイズの大切な一部です。
始めは難しいかもしれませんが、しっかり意識して行う必要があります。
食事の摂り過ぎ
ピラティスをダイエットとして行うのであれば、食事にも気を使う必要があります。
ピラティスだけに言えることではありませんが、運動だけで痩せることは難しいです。
ただし、無理な食事制限はやめましょう。
ストレスとなり、後でいつもより食べてしまうことにもなりかねません。
ピラティスを行っている人は、食事制限といってもいつもの食事と何も変えないのがポイントです。
通常のダイエットのように食事回数を減らすことをせず、いつも通り健康的な食事を心掛けましょう。
すぐに効果が出ると思ってしまう
ピラティスを始める人の中には、すぐに効果が表れると思ってしまう人がいるようです。
しかし、ピラティスとは体幹を鍛えるのが目的です。
筋肉量が増えることで少しずつ効果が高まり、痩せていきます。
筋肉を増やすのは短期間では不可能といえるでしょう。
インナーマッスルを鍛えるピラティスでは、見た目に変化が表れるまで最低でも2~3か月はかかります。
全く効果を実感できないからといって辞めるのではなく、じっくり無理せず継続していくことが成功への近道です。
初心者でも続けられるピラティスエクササイズ
ピラティスにはさまざまな種類があります。
そこで、今回は初心者でも始めやすいエクササイズを2つご紹介します。
猫背改善ピラティス
猫背を改善するためのエクササイズです。ヨガマットなどを敷いて行いましょう。
やり方
①肩の下に両腕、腰の下に膝がくるようにして四つん這いになる
②息を吸いながらおへそを見ていき、背中を天井の方に持ち上げていく
③息をゆっくり吐きながらお尻を突き出すように、腰・お腹・胸・頭の順番で反らしていく
④5回ずつ交互にくり返す
注意点
- 四つん這いになるときは、腕・お腹・太ももの空間が四角になるようなイメージ
- 腰を上げるときは両手でしっかり床を押す
- 腰痛がひどい人は腰を反り過ぎないように注意する
肩に効くピラティス
肩こり解消にも効果的なエクササイズです。
やり方
①足を組んで座り、ゆっくり肘を前の方に回していく
②反対側もゆっくり回していく
③交互に5回ずつ回していく
注意点
- 肘を回すときは肩甲骨が動いているのを感じながら行う
- 始めは小さな円で行い、慣れてきたら大きく回していく