生活習慣病 勉強会
福岡市西区姪浜駅南でパーソナルトレーナーをしています。松本です。
先日、福岡大学病院のメディカルセンターでの勉強会に行ってきました。ここに来るのは約4,5カ月ぶり。
私も以前、講演会でお世話になった「福岡生活習慣病運動療法研究会」がありました。
ここに来ると初めて講演会した時のことを思い出します。
製薬会社さんから院長に話があり、院長からその講演会を引き受けることに。
もう5年以上は前かもしれません。
とても緊張したのをよく覚えています。
何度受けても、講演会は緊張しますね。
それはさておき、今回の特別公演は
「ミトコンドリアをターゲットにした運動療法」
演者は、大阪産業大学 スポーツ健康学部 スポーツ健康学科 教授 佐藤 真治先生です。
とてもユーモア溢れる先生で、聴いているこちらも楽しく学びをすることが出来ました。
先生の演題でもある「ミトコンドリア」
アナタも耳にしたことがあると思います。
ちなみに、緑じゃないですよ。無色透明。
少しミトコンドリアについて説明させて頂くと・・・
私たちは、動いたり、考えたりすることが出来るのは、このミトコンドリアのおかげなんです。
ミトコンドリアは身体の中でエネルギーを生産しています。
それによって糖や脂肪を燃やす燃料として使われているんです。
そのエネルギーで体温を保ち運動をして私たちは生きているので、とても大切な役割をしているんです。
例えば、ジョギングを始めて同じ距離を走るのに最初はキツかったが慣れてくると、キツさををあまり感じなくなります。
アナタも経験あるのではないでしょうか?
これは、運動によってミトコンドリアが増え、効率的に酸素を使えるようになったからです。
体内のミトコンドリアが増えてくると、エネルギー代謝が良くなり、酸素をしっかり使えるようになります。
これが、キツさをあまり感じなくなる理由です。
佐藤先生がお話されていましたが、糖尿病をお持ちの方はミトコンドリアの機能が低い為、軽い運動でも息切れをすると仰っていました。
体力がない。と言うだけの理由ではないようです。
ミトコンドリアは運動だけでなく、老いやガンなどの病気にも繋がってきます。最近の研究によれば、ミトコンドリアが生み出すエネルギー低下が認知法の原因の1つとも分かってきているようです。
なので、ミトコンドリアを増やすことによって、身体や脳の能力をアップさせ、健康で若々しい身体を維持することが出来る。と言うことになります。
そのミトコンドリアを増やすためには、ややきつい運動で、インターバルトレーニングが効果的だそうです。
※インターバルトレーニングとは例えば3分走って5分歩いて3分走ると言ったような内容を繰り返して行うことです。
ややきつい運動で身体に負荷をかけることで、酸化ストレスが漏れ出し、ミトコンドリアを増やすスイッチがオンになるようです。
私たちの身体ってスゴイですね。
つくづく思います。
その方の既往歴、体力など1人1人違うので、改めて運動はアナタに合ったオーダーメイドが必要だと感じました。